ブログサーバーソフトウェア大全

独自ドメインでブログを運用!

今やwebの一コンテンツとして定着した感のあるブログ。このブログを自分の独自ドメインでやってみたいと思いませんか?
このサイトでは独自ドメインで運用するのに必要なブログシステムについて、私が実際に使用してみて「良いな」と感じたものをピックアップしてご紹介いたします。

WordPress

WordPress(ワードプレス)はデータベース管理システムにMySQLを利用し、PHPで書かれたオープンソースのブログソフトウェアである。b2/cafelogというソフトウェアの後継として開発された。GNU General Public License(GPL)の下で配布されている。

主な特徴

  • PHPによる動的なページ生成
  • 標準添付のテンプレート等がウェブ標準に準拠
  • 事への複数カテゴリー設定に対応
  • カスタマイズ可能で検索エンジンフレンドリーなURL
  • テーマによる簡単なデザインの切り替え
  • プラグインによる拡張機能
  • WYSIWYGによるエントリ編集
  • 投稿スラッグによるパーマリンクURL作成

テンプレート、テーマ

WordPressのテンプレートはすべてPHPであるため、PHPとHTMLをある程度知っていれば容易にテンプレートをカスタマイズすることができる。テンプレートは多くの場合、ヘッダー部とサイドバー部、コンテンツ部、フッター部に分けて記述され、1ページはそれらの組み合わせで表示される。WordPressではPHPテンプレートにスタイルシートを組み合わせたセットをテーマと呼ぶ。多くの無料テーマが公式サイトのほかサードパーティから提供されている。テーマの中にはページを構成する要素をメニューから選択できるウイジェットという機能が使えるものがある。

プラグイン

様々な機能をプラグインとして追加することができ、サードパーティからも多くのプラグインが開発されている。プラグインはPHPで開発することができる。

言語対応

WordPressはマルチバイト文字に対応しており、文字エンコーディングをUTF-8に設定することで日本語が利用できる。ただし、インタフェースに関してはすべて英語であるため、これを日本語化したWordPress日本語版がWordPress 日本語サイトでリリースされている。日本語版は基本的にインターフェースのみを日本語化したものであり、機能面での互換性は保たれている。また、これとは別にWordPress Japanによってインタフェースが日本語化された多言語対応版がWordPress ME (Multilingual Edition)と言う名称でリリースされていたが、2008年3月28日に配布元のWordPress Japanが同月末のウェブサイト閉鎖を宣言、現在は本家バージョンへの移行を推奨している。

動作環境

PHP 4.3以上
MySQL 4.0以上
(MEでは、PHP 5.1.4 / MySQL 5.1.11での動作が報告されている)
なお、PHP 4と MySQL 4のサポートはバージョン 3.1をもって終了し、バージョン 3.2よりPHP 5.2以上、MySQL 5.0.15以上が必要になると予告されている。

Movable Typeとの比較

ブログツールとして日本で大きなシェアを持っているMovable Typeとの比較は次の通りである。

データベース

Movable TypeはMySQL、PostgreSQL、SQLite(Movable Type 5からPostgreSQLおよびSQLiteは公式には非対応となった)、Movable Type EnterpriseではOracleとSQL Server(ただし日本語文字コードはShift JISとなる)にも対応している。WordPressはMySQLとSQLite(プラグイン導入による)に対応している。

複数ブログの管理

Movable Typeは複数ブログの管理に標準で対応している。WordPressは複数ブログを管理する機能を有せず、複数管理に対応した派生版のWordPress MUが開発されていた。しかしながら、バージョン3.0からはWordPressとWordPress MUが統合され、1つのインストールから複数のブログが管理可能になった。

テンプレートの互換性

Movable Typeは標準テンプレートの仕様が定められており、デザインを変えてもページの論理構造は保たれる。WordPressではテーマを差し替えると、divブロックの名称やサイドバーの表示順序など論理構造が変わることがある。そのため論理構造はそのままで複数のスタイルシートを切り換えることのできるテーマもある。

静的生成と動的生成

Movable Typeは、動的生成と静的生成に対応している。WordPressでは動的生成のみ対応している。
ここで言う動的生成と静的生成とは、ブログソフトウェアがコンテンツをいつ生成するかという技術的な思想の違いである。動的生成とは、ユーザーのリクエスト毎にブログソフトがウェブサイトを生成する手法である。一方で静的生成とは、予めブログソフトがウェブサイトの生成作業を済ませ、ユーザーからリクエストがあった際には既に生成したデータを送るだけに留めるという手法である。静的生成は動的生成と比較し、ユーザーからの大量のアクセスを捌くことが可能であるが、記事の数に比例してウェブサイトの生成コストが高くなるという欠点がある。一方で動的生成は静的生成と比較し、大量のアクセスを捌くことは不向きであるが、記事の数と生成コストが比例することはない。また、モバイル端末専用の画面などクライアント毎に見え方を変えることが可能という利点がある。

プラグイン

Movable Typeはオブジェクト指向設計になっており、また、データベースのアクセスの際にもO/Rマッピングが行われ、基本的にはSQLを書く必要がない。
WordPressはオブジェクト指向設計ではない、これはオブジェクト指向プログラミングの知識を不要とすることで、開発のハードルを下げる狙いがある。データベースへのアクセスは、SQLを直接に実行する仕組みとなっており、複雑なクエリも容易に実行できるが、サニタイズ等のセキュリティの考慮はプラグイン側に任せられている。
Movable Typeはサードパーティ製プラグインの互換性を考慮せずにアップグレードされたため、一部のプラグインが新しいバージョンでは動かない。その方針を不便に感じたプラグイン開発者がMovable TypeからWordPressに移行した結果、WordPressのシェア向上に結びついたとも言われる。

WordPress MU

WordPress MUは複数のユーザでブログを管理できるバージョンのWordPressである。これは主にブログホスティングの業者向けに作られている。MUは Multi-User の略で、ギリシャ文字μ(ミュー)が用いられることもある。WordPress.comもこのMUを導入してホスティングされている。サブブログはサイトのサブディレクトリまたはサブドメインのいずれかに設置でき、メインブログにはサイト内の全てのブログの最新記事や、更新情報などをリスト表示できる。インストールについてはWindows版とMac OS X版、Linux版がある。標準版とは少し手順が異なるので、最初はwp-config.phpを自動作成した方がよい。デフォルトの言語は英語のみであるが、標準版のlanguagesフォルダを流用、またはMUの日本語リソースサイトからja.moとja.poをダウンロードすれば、インストール後の主要な処理メニューを日本語化できる。なおMUのバージョンアップは標準版に準じて行われている。
バージョン3.0よりマルチユーザー機能が標準版WordPressの機能として統合されたため、WordPress MUの提供は終了する予定である。

問題点

WordPressの特徴のひとつとして、オートパラグラフ(自動整形表示)機能がある。ブラウザがレンダリング(表示)するときにテキストブロックを自動的にpタグで囲んだり、冗長なbrタグを削除してくれるという、初心者には親切な機能だが、正確なHTMLソースを投稿記事あるいはページに流し込んだ場合、ソース中のbrタグが削除されて必要な改行がされないだけでなく、一部の埋め込みタグが勝手に削除される、あるいは不適切な閉じpタグが挿入されるという現象の原因ともなっている。この現象を抑えるdisable-wpautopというプラグインもあるが、単にフィルター機能を停止させようというもので、対策としては十分でない。この問題にパーフェクトに対応するには、formatting.phpの中にあるwpautop関数そのものを簡潔なものに書き換え、なおかつユーザーがビジュアルエディタを一切使わない設定にする必要がある。
改行の問題の解決については「brBrbr」などのプラグインも現われていて、少しずつ解決されてきている。

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